​ベンチャー通信取材

2018.12

​ベンチャー通信とは

ベンチャー企業の経営者にスポットを当てた『ビジネス情報誌』である。著名な経営者だと、サイバーエージェント社の藤田社長、楽天の三木谷社長などの記事が紹介されている。

​中小企業における

インサイトに響くマーケティング戦略

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​時間を作る意識から。

―山本さんは中小飲食店向けのマーケティング支援サービス「Re」事業を担当。ときには自ら研修講師を務めているそうですね。受講者にはどのような変化があったのか、シェアしてください。

 「こんなに簡単にできるのか!」と驚かれる方が多いですね。たとえば、お弁当屋さんを経営する60代の男性の方。Webやマーケティングの知識はまったくなく、ガラケーをもって研修に参加したのです。さすがに私も最初は「大丈夫かな…」と。しかし、1日かけて研修を受講したあと、すぐにスマホに買い替えたそうです。そしてただちに、インスタグラムなどSNSへ画像入り広告を発信。来店客が増える効果があったうえに、いまでは広告の制作や配信を楽しんでいるようですよ(笑)。

 「1DAY研修」の特徴は、Webマーケティングを展開するうえで必要となるスキルを「持ち帰れる」点にあります。しかも、研修のなかでホームページ作成を実践的に行うので、終わるころには自社のホームページができあがっている。この「自分たちでWebマーケティングが実践できるようになる」という点が好評で、2018年2月のスタートから10ヵ月ですでに50名以上の方に受講してもらっています。

―なるほど。とはいえ、飲食店経営者は日常業務に忙殺されていて、マーケティング施策に時間をさけないのではありませんか。

 いいえ。どんなに忙しくても実践できるWebマーケティングの手法を伝えています。時間というのはつくろうとすればつくれるものです。たとえば、仕込みの待ち時間でも買い出しの移動時間でも、スマホさえあれば広告コンテンツを作成したり、それを配信したりできます。「時間がない」というのは、ルーティン化した業務や事業のなかで、本質を見ようとしなくなっているあらわれかもしれません。固定観念にとらわれることなく、「いまのままでいいのか」と自問自答してみれば、できることは多いはずです。
 とはいえ、どうしても経営者が多忙だったり、ITに苦手意識をもっていたりするケースでは、若い世代にまかせるのもいいでしょう。

―若い世代の従業員の多くはアルバイトです。店舗や会社へのロイヤリティが低いので、店の売上を上げる施策への協力をとりつけるのは難しいように思います。

 むしろ、協力してもらうことでロイヤリティを上げることができます。「マーケティングをやってくれ」といわれたら、喜んでやってくれるケースも多いと思いますよ。そして、その土台を企業は用意してあげるべきなんです。

 私自身がそうでした。当社が運営する海鮮丼店のアルバイトだったとき、マーケティング施策をまかせてもらいました。代表の山森と朝までブランディングやマーケティングについて語り合ったことも。この時間が重要です。そしてマーケティング施策実行のためのIT環境やツールは最先端のものを用意してもらえました。

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​時間を費やすという事

―それを意気に感じて正社員として入社。いまや会社の未来を担う最高マーケティング責任者をまかされるまでになったのですね。今後のキャリアはどのように考えているのですか。

 私自身が考えたキャリアに沿ってというよりは、会社や飲食店、飲食以外の中小企業の方々が描く未来に沿って自分を成長させたいですね。会社やお客さまがどんな未来を私に見せてくれるのか、楽しみです。

撮影日:2018.12

撮影場所:汐留某ホテル1Fレストラン

Re:4名(代表取締役/CMO/仕入れ統括/カメラマン)

ベンチャー通信:5名(編集長/中小企業診断士/カメラマン/その他2名)

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